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Movie | |
昼下がりの決斗 |
ストーリー
かつては拳銃の名手と謳われたウエストラム(左)と西部の名保安官といわれたジャッド(右)。旧知の老ガンマン二人が、金鉱から金の輸送を依頼され、若者と3人で旅に出る。
途中立ち寄った農場の娘エルザが一行に加わる。エルザは3人の行き先のコース・ゴールドに婚約者が待っているという。 しかし着いてみると婚約者は乱暴者で、その兄弟たちもうさんくさい連中。これはいかんということになって、色々いきさつがあった末、エルザを奪い返して農場に送り届けることになった。 ところがウエストラムが裏切って、金を強奪しようとするが、ジャッドに見つかり反対に縛られる。ウエストラムは縛られ一行とともに旅するが、婚約者兄弟に襲われてともに闘う。しかし闘いが収まった頃、密かに逃走する。 金を護送するジャッド一行が農場に着いてみると、エルザの父は婚約者兄弟に殺され、家も占領されている。 たちまち起こる一斉射撃、そこへ駆けつけるもうウエストラム。若い頃を思い出す2人の応戦で、勝負はつき、無頼の兄弟は全滅する。しかし老ガンマンもジャッドが致命傷を受け、過ぎし日の思い出と変わらぬ友情を確認しあって息を引き取る。裏切ったウエストラムも、死んだ友人の遺志を引き継ぎ、金を届けようと決心する。 若者とエルザは結婚する(はずだ)。 おわり |
昼下がりの決斗(1962年度作品) GUN IN THE AFTERNOON スタッフ 監督 サム・ペキンパー 撮影 ルシエン・バラード 音楽 ジョージ・バッスマン キャスト ウエストラム:ランドルフ・スコット ジャッド:ジョエル・マックリー エルザ:マリエット・ハートりー ヘック(若者):ロナルド・スター 裏話 ゲイリー・クーパーの急死で穴のあいたシネラマの大作『西部開拓史』。これに出演を希望したランドルフ・スコットとジョエル・マックリーの2人が、新人の起用で不採用になってすっかり失望したのを慰撫するために企画されたといわれています。 |
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この作品はいわゆるB級西部劇(昔はこういう呼び方があった)で、その浪花節的な内容もあってあまり評価は高くありません。しかし特筆すべきは、B級西部劇の大物スターのランドルフ・スコットとジョエル・マックリーが初めて共演したことよりも、監督があのサム・ペキンパーだったことです。 先年ケーブルテレビで放映していて初めて見ましたが、やはり後年「血と暴力のペキンパー」と呼ばれる片鱗が随所に見られました。 |