第3回 関西仏教美術展

平成20年9月13日(土)〜15日(月・祝)
 10:00〜18:00 (最終日〜16:00)
兵庫県立美術館(HAT神戸)・3Fギャラリー
  入場無料

仏教美術とピアノ演奏

今回初の試みとして、仏教美術展の会場でピアノ演奏を行いました。
世界的建築家・安藤忠雄氏の設計になる兵庫県立美術館ですが、この会場の3階ギャラリーは、音楽会用には設計されていないので、じつは音響効果がよくありません。しかし今回はどうしても音楽を入れて、目と耳と両方からの癒しを実現したかったのです。絵を観ている時に流れている曲が、旋律が、どのようにこころが癒されるのか、この実験的試みの結果次第で私たちの方針まで大きく変わるような気がしていました。
なぜ仏教美術とピアノなのか? それはアートとしての仏教美術を追求する当会の主旨により、安易な類似性から出来るだけ遠くに位置したかったからです。
そのとき、きり絵作家でプロのピアニストでもある猿渡由利子さんが、ボランティアでこの企画に参加を申し出て下さり、楽器はピアノに決定しました。
音響効果のことを相談したところ、
「かなりの残音残響があると予想されますが、何とかやってみます」という心強い返事をいただいたので、あえて実行に踏み切ったしだいです。
さいわい心配したような音響不良は起こらず、来場下さった方々からは大好評でした。それでももし万一音響効果が悪いとお感じになった方があれば、その責めは、あえてこの企画を実行した当・関西仏教美術会に帰するものと考えております。

目と耳と、こころが癒されるとき